ヒゴタイ公園〜雨空の先に広がる大パノラマ!愛犬と歩いた静かな草原

この日はあいにくの小雨。「どうしようかな……」と一瞬迷ったんですが、せっかく産山村まで来たんだし、エルモも少し外の空気を吸いたそうだったので、思い切って『ヒゴタイ公園』に立ち寄ってみることにしました。

到着してみると、駐車場には僕たちの車だけ。完全貸し切り状態です。 車を降りると、そこにはしっとりとした重みのある空気が流れていて、目の前には少し霧がかった景色が広がっていました。

普段なら、せっかくの旅行で雨が降ると少し残念な気持ちになるところですが、この時のヒゴタイ公園は、なんだかなんとも言えない独特の雰囲気だったんです。エルモも、いつもと違う湿った草の匂いを一生懸命クンクンしながら、興味津々で歩き始めました。

霞んでいてもわかる、この場所の凄さ

遊歩道を歩き進めていくと、少し先が霞んでいるような状態だったんですが、これだけ霞んでいてこの絶景なら、晴れた日はもっと綺麗なんだろうな、と素直に思えるような景色でした。

霧の切れ間から、ほんの一瞬だけ遠くの山の稜線が見え隠れするたびに、「うわ、あそこまでずっと草原が続いてるのか!」と驚かされます。本来なら、ここからは阿蘇五岳や九重連山が見渡せる大パノラマが広がっているはず。そのスケール感を、霞んだ景色の向こう側にしっかりと感じることができました。

静寂の中で聞こえるのは、優しく降る雨の音と、エルモの足音。 誰にも邪魔されず、この広大な空間を一人占めしているような感覚は、贅沢かもしれません。景色ははっきりとは見えなかったけれど、「晴れた日に絶対に来たいな」と思いました。

ヒゴタイが咲く頃に。

ヒゴタイ公園という名前の通り、ここは8月から9月にかけて、絶滅危惧種にも指定されている珍しい花「ヒゴタイ」が咲き誇る場所です。青くて丸い、独特の形をした花が見られるそうなので、その時期の景色も気になりますよね。

今回歩いてみてわかった、犬連れで行く際のポイントをいくつかまとめておきます。

  • 遊歩道が整備されている: 草原の中を歩きやすい道が続いています。ただ、アップダウンはあるので、雨の日は滑らないように少し注意が必要です。
  • トイレ・休憩所: 入り口付近に施設があるので、散歩の前後も安心です。

この公園の詳細や、季節の花の情報などは、産山村の公式サイトで確認できます。

産山村公式サイト:ヒゴタイ公園の情報はこちら

「また絶対に来る」と心に決めた、産山村の特別な景色

今回の散歩は、正直に言えば「絶景を見た!」というより、「晴れた日の凄さを想像させられる散歩」でした。霞んだ状態でもこれだけ圧倒されるなら、視界が抜けた時はどれほど綺麗なんだろうと、この場所への期待がすごく大きくなりました。

もし、皆さんが阿蘇を訪れる時に天気がイマイチだったとしても、ヒゴタイ公園に立ち寄ってみるのはアリだと思います。雨の日には雨の日の良さがあって、また次に来る楽しみがきっと増えるはずですから。