別府ロープウェイの霧に包まれる桜が想像以上だった!

僕とエルモが次に向かったのは、大分県別府市にある「別府ロープウェイ」。
標高約1,300mの鶴見岳山上まで、九州最大級の101人乗りロープウェイで一気に登れる、有名どころの観光スポットです。

…なんですが、この日はちょっとタイミングが悪くて。
別府に近づくにつれて、空の様子がどんどん怪しくなっていくんですよね。雲が一気に厚くなってきて、山の方は真っ白。

車のフロントガラスに落ちる雨粒がだんだん大きくなってきて、「これ、エルモを長時間外に出すのはキツいな…」と、ドライブしながらちょっと悩みモード。

一方のエルモはというと、後部座席から身を乗り出してきて、
「ねぇねぇ、次どこ行くの?」
と言わんばかりのキラキラした目。

せっかく別府まで来たし、桜も時期的にはいい感じなはず。
「とりあえず、行けるところまで行ってみよう」と決めて、そのまま山側へハンドルを切りました。

別府ロープウェイってこんな場所|山麓からもう“絶景”のお花見スポット

別府ロープウェイは、大分県別府市の山あいにあるロープウェイで、標高約500mの「別府高原駅」から、標高約1,300m地点の「鶴見山上駅」までを約10分で結んでいます。

ゴンドラは101人乗りで、九州最大級。山上からは、別府市街地と別府湾、その向こうに四国まで見渡せることもあるという、超ダイナミックな景色が楽しめるスポットです。

春は山麓と山腹の桜、初夏はミヤマキリシマ、秋は紅葉、冬は霧氷と、四季ごとに表情がガラッと変わるのも、別府ロープウェイの大きな魅力。パンフレットや公式サイトを見ても「大パノラマ」とか「四季の彩り」といった言葉が並んでいて、ただの移動手段じゃなくて“乗ること自体が目的になるロープウェイ”って感じです。

特に春は、山麓にある「鶴見岳自然公園 四季の里」の桜が圧巻。約2,000本もの桜が斜面を埋め尽くしていて、ロープウェイから見下ろすと、まるでピンクの絨毯の上を滑るように進んでいくんです。

今回僕が行ったときは雨&霧でその“ピンクの絨毯ビュー”は見られなかったんですが、その代わりに、とんでもなくドラマチックな景色を見せてくれました。

霧と桜とロープウェイ。雨の日だから出会えた、“映画みたい”な景色

別府ロープウェイの駐車場に着いた頃には、雨はかなり本気モード。
ワイパーを止めるとすぐにフロントガラスが水で埋まっていくぐらいで、「これはさすがに、エルモを長時間歩かせるのは無理だな…」と判断。

まずはエルモを少しだけ駐車場のまわりでお散歩させて、トイレを済ませてもらってから、車の中で待っててもらうことにしました。

駅舎の周りには桜がちょうどいい感じに咲いていて、その向こうをロープウェイのゴンドラがゆっくり進んでいくんです。で、視線でゴンドラを追っていると、あるポイントから急にふわ〜っと霧の中に吸い込まれるように消えていく。

桜のピンク。
山肌のしっとりした緑。
その向こうには、真っ白な霧の壁。

その境目に、ロープウェイがスッ…と飲み込まれていく感じが、もう完全に映画のワンシーン。
思わず、
「うわ、これはやばい。めちゃくちゃきれい…」
って、一人で小声でつぶやいちゃいました。

山の奥の斜面にもぽつぽつと桜が咲いていて、それが霧のヴェール越しに立体的に浮かんで見えるんですよね。写真に撮るとどうしても平面になっちゃうんですけど、実際に目で見ると、奥行き感が半端ない。

正直、このときの僕は完全に撮影モードでした。
雨でカメラも僕もびしょ濡れになりながら、ひたすらシャッターを切り続ける時間。
手は冷たいし、服もじわーっと湿ってくるんだけど、「いや、でもこれは今しか見られない景色だ…!」と、妙なスイッチが入ってしまって。

「別府ロープウェイって、こんなに桜がきれいな場所だったんだ」
このとき、心からそう思いました。

「別府ロープウェイ=山頂の絶景」だけじゃなかった|今回のまとめ

今回、長湯温泉からの流れでなんとなく立ち寄った、大分県別府市の別府ロープウェイ。
正直行く前は、「山頂からの景色がすごいロープウェイなんだろうな」くらいのイメージしかありませんでした。

でも、実際に行ってみて思ったのは、
「別府ロープウェイって、山麓の桜と霧の景色だけでも十分主役級だ」
ということ。

雨と霧のおかげで、桜とロープウェイの組み合わせが、いい意味で裏切ってくるレベルの美しさでした。
ゴンドラが霧の中に消えていく瞬間、山の斜面に浮かぶ桜の色、その全部が“ここでしか見られない景色”として、しっかり記憶に焼き付きました。

犬連れ目線で見ると、

  • ロープウェイはペットNG(補助犬のみOK)なので、乗車は注意
  • その代わり、駐車場が広くて、桜の季節は山麓だけでも十分お花見散歩が楽しめそう
  • 雨や霧の日は、ちょっとした“幻想的なお散歩フォトスポット”になる可能性大

という感じで、「乗れないから行かない」じゃなくて、「犬連れなりの楽しみ方があるスポット」だなと感じました。

次は、ぜひ晴れた日にリベンジしたい…!
エルモと一緒に駐車場一周お花見散歩をして、そのあと交代で山上の絶景も堪能して。
そんな“二段構えの別府ロープウェイ旅”を妄想しつつ、この日のびしょ濡れカメラと、ちょっと得した気分の心の中の写真フォルダを眺めています。

大分県で犬連れドライブを計画している人は、
別府ロープウェイ=山頂の絶景+山麓お花見散歩
としてルートに入れておくと、かなり満足度高い一日になると思います。