犬鳴ダム〜愛犬と行く、静寂と冒険のドライブ散歩

今回は、福岡にお住まいの方なら一度はその名を聞いたことがあるであろう場所、宮若市にある「犬鳴ダム」へ行ってきました。正直に言うと、僕も最初は「え、あそこに行くの?」なんて少しドキドキしていました。福岡では「犬鳴」という地名に対して、どうしても少し怖いイメージを持つ人が多いですよね。

でも、ネットの口コミを調べてみると「のどかで良いところだよ」という声もちらほら。実際はどんな場所なんだろう?という好奇心と、少しの不安を抱えながら、愛犬エルモと一緒にハンドルを握りました。

覚悟が必要なアクセス道:まるでサバイバル!?

まず最初に、これからここへ行こうと思っている方に伝えておかなければならないことがあります。それは、「道がめちゃくちゃ悪い」ということ。

ダムの周りを走る外周道路に入ると、状況は一変します。路面はあちこちがひび割れてガタガタだし、大きな石や、いつ折れたのかわからないような太い枝がそのまま転がっていたりします。「え、これ本当に進んで大丈夫?」と不安になるレベルです。

正直、運転に自信がない人や、車を絶対に傷つけたくない人、それから怖がりの人には、僕は手放しでおすすめはしません。マジで奥に進むにつれて「この先、道が完全に塞がれてるんじゃないか」「落石がくるかも……」なんて、手に汗握るスリルを味わうことになります。

到着した先にあるのは、圧倒的な「無人島感」

そんなサバイバルな道を抜けて、ダムの静かなエリアに辿り着くと、そこには不思議な光景が広がっていました。

とにかく、人気(ひとけ)がないんです。

でも、それが逆にいい。まるで無人島に迷い込んだような、自分たちだけが取り残されたような独特の静寂。ダム湖の「司書の湖」は、キラキラと光っていて、山々の緑が水面に映って本当に綺麗。エルモも、この圧倒的な「独り占め感」が気に入ったのか、いつもより少し鼻を高くして、澄んだ空気を思いっきりクンクンしていました。

時折、僕と同じようにこの雰囲気が好きなのか、ソロキャンプを楽しんでいる人や、車の中で静かに昼寝をしている人を見かけます。誰にも邪魔されず、ただ自然の音だけを聞いて過ごしたい……そんな「通」な人たちが集まる、隠れ家のような場所なんだなと感じました。

リアルな注意点:携帯圏外、そして地域の噂について

さて、最後にもう一度現実的なアドバイスを。

この犬鳴ダム、奥の方まで行くと「携帯電話の電波が入りません」。これ、万が一のことがあった時に結構困るポイントです。なので、もし一人で行くなら、しっかり準備をして、無理な運転はしないように気をつけてください。

また、地元では「暴走族が多い」とか「心霊スポットだ」といった、あまり良くない噂があるのも事実です。僕が訪れた時は静かなものでしたが、夜間や一人での行動は控えた方が賢明かもしれません。

「誰にでもおすすめできるキラキラした公園」ではありませんが、このドキドキ感や、圧倒的な静けさが好きだという方には、他では味わえない魅力がある場所です。

福岡県観光WEBクロスロードふくおか

この独特な雰囲気が好きな人だけ、どうぞ。

犬鳴ダムは、整備された綺麗な散歩コースを求めている人には向かないかもしれません。道は荒れているし、電波も届かない、ちょっとした「秘境」です。

でも、エルモと一緒にあの静寂の中に身を置いた時間は、何物にも代えがたい非日常なひとときでした。 「普通の散歩じゃ物足りない」「たまには愛犬と冒険気分を味わいたい」という、少し変わり者(笑)のあなたなら、きっとこの場所の良さがわかるはず。

もし行くなら、くれぐれも安全運転で。エルモとの冒険は、まだまだ続きます!